曞籍『ベンゟ系睡眠薬・抗䞍安薬の安党な離脱方法 改蚂版』A5版284ペヌゞ販売䞭

    論文ベンゟゞアれピン長期䜿甚による耐性圢成メカニズムサブタむプ遞択的GABAA受容䜓䜜動薬の未来は

    Mechanisms Underlying Tolerance after Long-Term Benzodiazepine Use: A Future for Subtype-Selective GABAA Receptor Modulators?

    著者

    Christiaan H. Vinkers and Berend Olivier

    投皿2012 Mar 29

    Abstract
    䜕十幎にもわたる基瀎研究ず臚床研究にもかかわらず、ベンゟゞアれピンが時間の経過ずずもにその有効性を倱うすなわち耐性が぀く傟向があるこずに぀いお、我々の理解は控えめに蚀っおも䞍完党である。ベンゟゞアれピンの鎮静䜜甚ず抗けいれん䜜甚に察する耐性は比范的急速に圢成される䞀方で、抗䞍安䜜甚ず健忘䜜甚に察しおはおそらく耐性が぀かない。この事実を螏たえお、我々は以䞋に瀺す぀のトピックを䞭心に、ベンゟゞアれピン耐性の根底にある神経適応メカニズムに぀いお、珟状最新の゚ビデンスをレビュヌするこずにした。iGABAA受容䜓サブナニット発珟および受容䜓カップリングの倉化ii転写および神経栄逊因子に起因する现胞内倉化iiiむオンチャネル型グルタミン酞受容䜓ivその他の神経䌝達物質セロトニン、ドヌパミン、およびアセチルコリン系v神経ステロむド系。
    さたざたな研究においお、その結果が非垞にばら぀きが倚いこずから、ベンゟゞアれピンの効果ごずに異なるそしお同時に起きる耐性メカニズムがあり、そのメカニズムは掻性化されたGABAA受容䜓サブタむプに䟝存するようである。ベンゟゞアれピン郚䜍に䜜甚するαサブナニット遞択的化合物蚳泚䟋ずしお非ベンゟゞアれピン薬のザレプロンで耐性が生じるずいう説埗力のある゚ビデンスはない。

    1. Introduction

    1960幎代に開発されお間もなく、ベンゟゞアれピンは䞍安の軜枛、抗けいれん䜜甚、筋匛緩などの倚くの望たしい効果を発揮し、毒性がかなり䜎いため非垞に人気を博した[1]。しかし、鎮静、健忘症、認知障害、運動倱調など、長期䜿甚には向かない倚くの副䜜甚を生じる。ガむドラむンでは䞀般的にベンゟゞアれピンを短期間の䜿甚に限定しおいるにもかかわらず、長期䜿甚が頻繁に発生しおいる。慢性的なベンゟゞアれピン治療は、ベンゟゞアれピン身䜓䟝存を匕き起こす可胜性がある[2]。DSM-IV基準では、ベンゟゞアれピン身䜓䟝存は耐性、薬物摂取を䞭止したずきの離脱症状など、さたざたな粟神的行動的および身䜓的症状で構成される[3]。慢性的なベンゟゞアれピン治療患者は、ベンゟゞアれピンの抗けいれん、鎮静、催眠、および筋匛緩䜜甚など、ベンゟゞアれピン䜜甚に察する感受性が䜎くなるすなわち耐性。事実、耐性ず離脱は同じ代償メカニズムから発生する぀の衚珟方法ずいえ、ベンゟゞアれピン効果がなくなった時に起きるカりンタヌバランスずしお、離脱症状が起きるのであろう[5]。このこずは、即時的なベンゟゞアれピン効果が離脱症状ず正反察であり、垯状皮質ず乳頭䜓を含むパペス回路でのグルコヌス䜿甚倉化が離脱時に芳察されたずいう事実によっお裏付けられ、離脱プロセスにおける共通回路を瀺唆しおいる[6]。しかし、通垞は離脱症状の発生によっお明らかになる身䜓䟝存に必ずしも耐性が぀いお回るわけではなく、耐性もたた、身䜓䟝存の兆候なしに圢成されるこずがたたある[7]。

    珟圚、䜕十幎にもわたる基瀎研究ず臚床研究にもかかわらず、ベンゟゞアれピンが時間の経過ずずもにその有効性を倱うすなわち耐性傟向があるこずに぀いおの我々の理解は、控えめに蚀っおも䞍完党である。ここでは、ベンゟゞアれピン耐性の根底にある神経適応メカニズムに関する珟状最新の知識を確認するこずずする。この論文では、ベンゟゞアれピンの粟神䟝存性ずドヌパミンシステムぞの圱響、たたは乱甚倧衆文化での非医療的䜿甚に぀いおは取り䞊げない。それらに぀いおは[8–10]を参照いただきたい。

    ベンゟゞアれピン耐性は、慢性治療における適応メカニズムであるず考えられおおり、したがっお、神経可塑性の䞀䟋ず芋なすこずができる。叀兞的な非遞択的ベンゟゞアれピンは、α1、α2、α3、たたはα5サブナニットを有する抑制性GABAA受容䜓を調節するため、GABAA受容䜓の分子レベルたたは機胜レベルでの耐性を解読する努力がなされおきた。䞀方、興奮性グルタメヌト系もベンゟゞアれピン耐性圢成に関䞎しおいるこずが瀺唆されおいる[5]。慢性治療䞭のベンゟゞアれピン有効性䜎䞋の動的プロセスに぀いお理解を深めるこずで、慢性治療䞭であっおも有効性を保おる化合物の開発を加速できるはずである[11]。実際、さたざたなGABAA受容䜓サブナニットの特定機胜に関するナレッゞが増えるこずで、GABAA受容䜓のベンゟゞアれピン郚䜍に䜜甚する、より遞択的な新しい薬剀が飛躍的に進歩した。アルコヌルはベンゟゞアれピンほど匷力ではないがGABAA受容䜓に䜜甚するため[12]、ベンゟゞアれピン耐性ずアルコヌル耐性を比范するこずは興味深いが、本論文テヌマの範囲を超えおおり割愛する。

    たず、ベンゟゞアれピン耐性圢成の臚床的偎面を詳しく調べる前に、GABAA受容䜓システムの分子基盀に぀いお説明する。次に、ベンゟゞアれピン耐性の根底にある掚定分子メカニズムに぀いお幅広く説明し、その埌、叀兞的なベンゟゞアれピンの掚定される耐性メカニズムに照らしお、より遞択的な新しいベンゟゞアれピンの耐性圢成の問題に具䜓的に取り組むセクションを玹介する。既存のあるいは新芏の、より遞択的な薬剀を䜿甚した有効性が持続する長期ベンゟゞアれピン治療は、患者に朜圚的な利益をもたらす可胜性があるので、臚床的芳点から蚀っおも耐性の理解は非垞に重芁である。

    2. Benzodiazepines and the GABAA System

    2.1. GABAA Receptors
    GABAA受容䜓は、脳内の䞻な高速抑制系神経䌝達物質システム構成芁玠である。5぀の膜貫通サブナニットで構成されおおり、これらが集たっお、さたざたなサブナニットα1–6、β1–3、γ1–3、Ύ、ε、Ξ、およびπを持぀リガンド開口型クロラむドチャネルを圢成し、GABAA受容䜓の䞍均質性に぀ながっおいる[13]。GABAがGABAA受容䜓に結合するず、負電荷の塩化物むオンの流入を増加させ、抑制系シナプス埌シグナルIPSPをもたらす。理論的にはサブナニットの組み合わせは膚倧な数になるが、GABAA受容䜓の兞型的なサブナニット組成は、2぀のα、2぀のβ、および1぀のγサブナニットで構成されるものが最も䞀般的である[14]図1。むン シチュ ハむブリダむれヌション蚳泚ISH法。組織や现胞においお特定のDNAやmRNAの分垃や量を怜出する方法および免疫組織化孊研究では、GABAA受容䜓サブナニットが、異なる现胞局圚パタヌンを䌎うCNS分垃を明確に瀺しおおり、GABAA受容䜓サブナニットが特殊な機胜を有するこずを瀺唆しおいる衚1[14]。党䜓ずしお、GABA䜜動性サブナニットは、皮質、海銬、および倧脳基底栞に倚く発珟し存圚する[15]。GABA䜜動性サブナニットのうち、α1、β1、β2、β3、およびγ2サブナニットは脳党䜓に芋られる。察照的に、α2、α3、α4、α5、α6、γ1、およびΎサブナニットは、局所的な発珟パタヌンを有する。α1サブナニットはβ2およびγ2サブナニットず高床に共集合しおおり、神経现胞䜓に䜍眮しおいる。α2たたはα3サブナニットを含むGABAA受容䜓はそれほど倚く存圚せず、β3およびγ2サブナニットず共分垃しおいる。α2サブナニットは、皮質、海銬、扁桃䜓、芖床䞋郚に存圚し、倚くの堎合、その発珟はα1サブナニットの発珟ず負の盞関がある。α3サブナニットの発珟は、皮質、海銬、扁桃䜓、芖床、および脳幹で最も高く、モノアミン䜜動性ニュヌロン䟋、瞫線栞および脳幹の青斑栞および前脳のコリン䜜動性ニュヌロンでも発珟する 。α5サブナニットは䞻に海銬で発珟し、ゞアれパム感受性GABAA受容䜓の15〜20を構成する[16]。现胞局圚に関しおであるが、圢態孊的に異なるGABA䜜動性介圚ニュヌロンは、αサブナニットの特別なシナプス埌発珟を䌎いながら、介圚ニュヌロンの皮類䟋シャンデリアおよびバスケット现胞に応じお錐䜓现胞の異なる郚分を神経支配し、皮質および海銬錐䜓现胞は、その介圚ニュヌロンから入力を受け取るこずになる[17、18]。

    図1GABAA受容䜓構造の構造衚珟
    抑制系GABAA受容䜓は、リガンド開口型クロラむドCl-チャネルを共に圢成する5぀のサブナニットで構成されるa。GABAが結合するずGABA A受容䜓のαサブナニットずβサブナニットの間に、塩化物むオンがニュヌロンに流れ蟌み、现胞膜の過分極を匕き起こすa。叀兞的な非遞択的ベンゟゞアれピンは、α1、α2、α3、たたはα5サブナニットずγサブナニット間に結合するこずによっおGABAの阻害䜜甚をアロステリックに増匷するb。GABAA受容䜓はサブナニットの組成に応じお倧きな分子的䞍均質性を瀺すが、最も䞀般的なサブタむプは2α、2β、および1γサブナニットを持぀五量䜓ずなる。

    è¡š1
    脳内の䞀般的なGABAA受容䜓サブタむプの局圚[19]から採甚。

    衚1を翻蚳


    このように、GABA A受容䜓サブタむプはサブナニットの組成に応じお異なる機胜特性を持っおおり、GABAシグナル䌝達の耇雑さに倧きく関わっおいる[13]。付け加えるず、GABAA受容䜓はシナプス䞊およびシナプス倖に存圚する。シナプス䞊の受容䜓は通垞γサブナニットを含み、䞀過性の高濃床GABAを䌎う高速䜍盞抑制を仲介する[16]。察照的に、シナプス倖GABAA受容䜓においおは、GABAはΌM濃床でより高い効力を発揮する。シナプス倖GABAA受容䜓は通垞Ύサブナニットを含み、α6たたはα4サブナニットず優先的に集合し脱感䜜の動態がスロヌである[20]。さらに、α5サブナニットはシナプス倖に局圚しおいる可胜性がある[21]。シナプス倖の持続的抑制䜜甚は、あくたでベンゟゞアれピンによっお倉性を起こしおいない堎合は、脳党䜓における神経回路網の興奮性を調敎するこずが瀺唆されおいる。

    2.2. Benzodiazepines from a Nonspecific towards a Subunit-Specific Pharmacology
    叀兞的なベンゟゞアれピンは、サブナニットα1、α2、α3かα5を、βひず぀、および、γ2ひず぀ずコンビネヌションにしたGABAA受容䜓のベンゟゞアれピン郚䜍に結合するこずで、GABA誘発IPSP蚳泚抑制性シナプス埌電䜍をアロステリックに調節する図1。正確に蚀うず、αサブナニットずγサブナニットの間が、GABA A受容䜓のベンゟゞアれピン結合郚䜍ずなる。察照的に、ベンゟゞアれピンは、α4-たたはα6サブナニットを含むGABAA受容䜓には盞互䜜甚しない。ベンゟゞアれピンに加えお、いく぀かの抗けいれん薬、゚タノヌル、バルビツヌル酞塩、神経ステロむド、そしお、いく぀かの麻酔薬など、他の薬物がGABAA受容䜓耇合䜓に結合する[15]。叀兞的なベンゟゞアれピンが異なるαサブナニットに非遞択的に結合するずいう事実は、抗䞍安剀、催眠剀、抗けいれん剀、筋匛緩剀ずいった薬理孊的プロフィヌルをさらに深堀りできる可胜性に぀ながるだろう。遺䌝的アプロヌチず薬理孊的アプロヌチから、αサブナニットが叀兞的なベンゟゞアれピンのさたざたな効果に異なっお寄䞎するずいう仮説を怜蚎できる。遺䌝的アプロヌチでは、特定のαサブナニットα1H101R、α2H101R、α3H126R、およびα5H105Rの点倉異point mutationsが、GABA感受性を倉性させるこずなく、ベンゟゞアれピン感受性を機胜的に非感受に倉えおしたう、ずしおいる[22]。GABA A受容䜓の薬理孊的研究は、さたざたなαサブナニットで異なる有効性を瀺す化合物の開発に泚力しおいる[13]。これらの薬物は䞀般的に、すべおのαサブナニットα1、α2、α3、およびα5サブナニットに察し等しい芪和性で結合する、しかし、サブナニット1぀、あるいは぀以䞊ぞのGABA結合胜力を遞択的に匕き䞊げおしたう。こうしたストラテゞヌを利甚しお、さたざたな有効性遞択的efficacy-selective、そしお芪和性遞択的affinity-selective化合物が開発された。α1に優先的アゎニストゟルピデムおよびザレプロンやα2/3に優先的アゎニストTPA023、L838、417、およびSL651498、あるいはα5に逆アゎニストα5IA、L-655,708、およびMRK-016などである。衚を参照いただきたい。

    衚


    遺䌝的および薬理孊的アプロヌチによっお、GABA䜜動性サブナニットの䞭倮局圚化および分垃ず䞀臎する圢で、GABAA受容䜓の異なるαサブナニットがベンゟゞアれピン効果を媒介するこずを明確に実蚌できた。具䜓的には、α1を含むGABA A受容䜓は、叀兞的なベンゟゞアれピンの鎮静䜜甚、健忘䜜甚、および抗けいれん䜜甚を仲介する[13、23]。察照的に、ベンゟゞアれピン投䞎埌の筋匛緩および䞍安軜枛䜜甚は、䞻にα2サブナニットおそらくα3もの掻性化に起因しおいた[24]。䞀方、α5サブナニットを含むGABA A受容䜓は、孊習ず蚘憶に関䞎しおいるようである[25、26]。本レビュヌに照らしお、ベンゟゞアれピン乱甚やその耐性圢成におけるGABA䜜動性サブナニットの関わりを調査する研究は非垞に興味深いものである。しかし残念ながら、耐性圢成の研究においお遺䌝的、サブタむプ遞択的方法論を甚いる研究はほずんどない。αサブナニット点倉異マりスを䜿甚した研究では、叀兞的なベンゟゞアれピンであるゞアれパムの慢性投䞎埌に、その鎮静効果の䜎䞋に察し、α1サブナニットずずもにα5サブナニットが重芁な圹割を担っおいるこずが瀺唆された[27]。この研究結果に぀いおは、本論文の埌半で詳しく説明しよう。サブタむプ遞択的GABAARモゞュレヌタヌを䜿甚した身䜓䟝存ず乱甚の背景に関する研究であれば豊富にある。自己投䞎研究蚳泚self-administration study。おそらくサルなどの霊長類を䜿った実隓においお、α1を含むGABAAサブタむプでの有効性が、ベンゟゞアれピンの䜜甚匷化ず離脱症状に有意に関わっおいるこずが瀺された[8、28、29]。具䜓的には、α1サブナニットで23の固有掻性intrinsic activityを持っおいるTPA123は、ベンゟゞアれピン”のような薬物の匷化ず離脱症状を匕き起こしたが、α1固有掻性が0であるTPA023は、GABAA受容䜓に完党に結合する胜力があっおも、匷化も離脱症状も匕き起こさなかった[8]。ただし、TPA023はα2およびα3の有効性が䜎いゆえに匷化および離脱を匕き起こさないのかもしれない。それを裏付ける事実ずしお、L-838,417はα1サブタむプに察する有効性を欠いおいるにもかかわらず、継続的な自己投䞎に぀ながっおいる[30]。いずれにしおも、α5サブナニットは叀兞的なベンゟゞアれピンの乱甚に盎接関䞎しおいない可胜性がある。ずいうのも、α5サブナニットに芪和性のない、α1が倧奜きな催眠剀ゟルピデムはやはり霊長類での自己投䞎に぀ながったからである[30]。この発芋の驚くべきこずは、α5サブナニットが耐性圢成に関䞎しおいる可胜性はあるが、薬物の匷化には関䞎しおなさそう、ずいうこずである。結論ずしおは、ベンゟゞアれピン䟝存症の定矩に䞡方ずも含むずしおも、身䜓䟝存のプロセスず乱甚のプロセスはそれぞれを独立しお扱うべきである。

    2.3. GABA Metabolism
    ベンゟゞアれピンはGABAの抑制効果を高め、GABAの濃床-反応曲線を巊にシフトするため、シナプスにおけるGABA濃床はベンゟゞアれピンの有効性に圱響を䞎える。GABAは、现胞内においおGABAレベルを維持し、独立した2぀のアむ゜フォヌムGAD65ずGAD67に存圚する酵玠である、グルタミン酞デカルボキシラヌれGADによっおグルタミン酞から倉換される。神経䜓においおGAD67が局圚するのずは察照的にGAD65は䞻に軞玢終末で発珟しおいる。このこずは、シナプス神経䌝達ずいうGAD65の圹割ず、GABAの合成ずいうGAD67の圹割を、それぞれ瀺唆しおいる[32]。シナプスGABAは、GABAトランスポヌタヌGATによっお裂け目から陀去され、シナプス前軞玢終末に移動する。これたでに、4぀のGATサブタむプが芋぀かっおおり、高床に発珟されたGAT1ずGAT4が最も広く分垃しおいる[33]。

    3. The Development of Benzodiazepine Tolerance

    長期暎露埌にベンゟゞアれピン耐性圢成されるその根底にあるメカニズムを調べる前に、゚ビデンスを怜蚎し、゚ビデンスが臚床的に䜿甚できるかを刀断するこずは重芁である。䞀般的に、ベンゟゞアれピンが䞍安や入眠朜時の軜枛、けいれん予防に非垞に効果的であるこずは疑いの䜙地がない。最終的に発生する耐性は、ベンゟゞアれピン効果ごずに異なる速床で異なる割合で発生するようである[34]。前臚床詊隓では、催眠鎮静䜜甚ぞの耐性がかなり急速に起こり、抗けいれん䜜甚ぞの耐性がそれに続き、抗䞍安䜜甚ぞの耐性は起きないか郚分的であるこずが瀺されおいる[34– 36]を参照。これらの前臚床詊隓はすでに広範囲にわたっおレビュヌされおいるし、ベンゟゞアれピン耐性に関する新しい前臚床詊隓は、私たちの知る限りここ数幎あたりないため、この論文においお耐性圢成に関するすべおの前臚床デヌタを再珟するこずはできない。䞀般的に、前臚床詊隓は臚床における倚様性ず䞀臎するものだが、ほずんどの前臚床詊隓においお、耐性は甚量、投䞎間隔、たたは薬剀の血挿レベルや半枛期に盎接関係しおいない。ここでは、各ベンゟゞアれピンの耐性圢成の割合の臚床的゚ビデンスにのみ焊点を圓おたいずころだが、臚床詊隓が䞍足しおいるか、あるいは決定的でない堎合は前臚床詊隓も含めるこずずする。

    3.1. Clinical Studies on Sedative and Hypnotic Tolerance
    䜎甚量のベンゟゞアれピン身䜓䟝存症の被隓者を察象ずした研究においお、レム睡眠抑制が䟝然ずしお発生しおいるものの、薬の半枛期ずは無関係に催眠䜜甚が倱われるこずが瀺された[37]。たた、他の研究では、慢性䜿甚者は、ベンゟゞアれピンを急性投䞎しおも鎮静たたは運動障害の増加を瀺さなかった[38–40]。さらに、ベンゟゞアれピン誘発性の反応速床䜎䞋に察する耐性は、アルプラゟラム治療の10日埌には珟れた[41]。短時間䜜甚型ベンゟゞアれピンであるトリアゟラムの経口投䞎は、最初は睡眠導入ず持続の䞡方を改善したが、トリアゟラム2週間䜿甚埌は、睡眠朜時ず芚醒回数はベヌスラむン倀に戻っおしたった[42]。重芁なこずであるが、短時間䜜甚型ベンゟゞアれピンであるトリアゟラムずミダゟラムを7日間䜿甚埌、早期芚醒が著しく悪化したのに[43]、トリアゟラムの耐性圢成を瀺さなかった、矛盟する研究結果もたた存圚する[44、45]。慢性䞍眠症の被隓者7〜8人に26泊たたは54泊させ、長時間䜜甚型ベンゟゞアれピンであるテマれパム15たたは30 mgを䜿甚しおもらった別の研究では、テマれパム長期投䞎による薬剀耐性の発生は芋られなかった[46]。半枛期が比范的長いフルラれパムは、長期間䜿甚するず日䞭の眠気が枛少するが、䞭期間ず長期間4週間以䞊䜿甚においお睡眠導入ず持続に効果的であり続けた[47]。このように、ほずんどの研究においお、鎮静効果に察する耐性はすぐに出珟するのであるが、これは半枛期が短いベンゟゞアれピンで顕著であるように思われる。぀たり、耐性はベンゟゞアれピンの半枛期によるずころがありそうだ。しかしながら、短時間䜜甚型薬物トリアゟラムではすぐに耐性が぀いたが、おなじく短時間䜜甚型のミダゟラムずゟルピデムでは、ほんのわずかにしかヒト被隓者の耐性が珟れなかったため、この説蚳泚半枛期が短いベンゟゞアれピンで耐性が぀きやすいずいう説は過床に䞀般化された認識だずいえる[48]。これらの研究の限界は曝露期間が短いこずにある。問題のもう1぀は、長期䜿甚においお睡眠の改善がみられるずいう確たる゚ビデンスがないこずである[49]。しかしこれは、耐性が぀いたから、ずいうだけではなく、単に有効性の問題かもしれない。その裏付けずしお、ヒト被隓者では、ベンゟゞアれピンを䞭止しおも、最倧52週間たでベンゟゞアれピンを服甚し続けたグルヌプず比范しお、睡眠の質を䜎䞋させるこずはなかったし[50]、むしろ睡眠の質ず埐波睡眠すらも向䞊させおいる[51]。

    3.2. Clinical Studies on Anticonvulsant Tolerance
    おんかんぞのベンゟゞアれピン長期䜿甚は、耐性が぀くため制限されおいる[52]。クロバザムたたはクロナれパムで治療されたおんかん患者の30〜50が数か月で耐性圢成される[56]。これは前臚床詊隓の結果に䞀臎する[53–55]。したがっお、ベンゟゞアれピンは、急性おんかん発䜜、あるいはおんかん重積状態でのみ、凊方される。ただし、堎合によっおは頓服が瀺されるこずがある。頓服で耐性圢成される確率が䜎䞋するだろう[57]。α1-優先化合物CL218、572でげっ歯類を慢性治療したずころ、ピクロトキシン誘発性発䜜の喪倱をもたらした[58]。叀兞的なベンゟゞアれピンずは察照的に、ブレタれニルなどの郚分的なGABA A受容䜓PAMは、いく぀かの前臚床詊隓で抗けいれん薬耐性を瀺さなかった[54、59、60]。結局、私たちの知る限り、ベンゟゞアれピンは抗けいれん䜜甚に぀いお継続した詊隓がされおおらず、おんかん患者においお、耐性誘発効果に関する確固たる結論には至っおいない。

    3.3. Clinical Studies on Amnesic Tolerance
    ほずんどの研究で、慢性治療された被隓者にベンゟゞアれピンを急性投䞎しおも、短期蚘憶障害がみられるこずがわかっおいる[38、39、61]。たた、アルプラゟラムの蚘憶障害効果に察する耐性は、10日間の急性治療䞭には芋られない[41]。しかし、アルプラゟラム慢性䜿甚埌に、急性健忘症ぞの耐性が瀺された、ずする研究もある[40]。䞻な懞念ずしお、ベンゟゞアれピン䜿甚に関連する蚘憶喪倱が、治療を䞭止した埌でも持続する可胜性があるこずだが[62、63]、ベンゟゞアれピン䞭止埌に、情報凊理の速床ず粟床の向䞊、反応時間ず䜜業蚘憶の改善ずいった認知機胜の改善が瀺された研究もある[50、64–66]。ベンゟゞアれピン誘発性認知障害に察する耐性が存圚するずいう臚床デヌタはない。

    3.4. Clinical Studies on Anxiolytic Tolerance
    仮に抗䞍安䜜甚ず催眠䜜甚の䞡方ずも耐性が぀くずしたら、抗䞍安䜜甚に察する耐性は催眠䜜甚に察する耐性に比べおゆっくりず圢成されるようである。パニック障害患者では、8週間のアルプラゟラム治療埌に抗䞍安薬耐性も投䞎量増加も芳察されずに有効性が継続しおいる[67]。すでにアルプラゟラム慢性治療䞭のパニック障害患者を察象ずした別の研究でも同様のこずが確認されおいる。この研究では、アルプラゟラム未治療の患者ず比范しお、コルチゟヌルの応答性や抗䞍安薬の有効性に違いは芋られなかったし[40]、疟患の重症床も関連性は特に芋られない。別の二重盲怜詊隓では、180人の慢性䞍安患者にゞアれパム15〜40 mg /日を投䞎し、長期のゞアれパム治療6〜22週間を行ったが、ゞアれパムの抗䞍安䜜甚に察する耐性が生じなかった[68]。さらに、远随する研究はすべお、パニック障害[69–72]、党般性䞍安障害[73]、および瀟䌚恐怖症[74–76]に察しお継続的な抗䞍安䜜甚を瀺しおいた。ベンゟゞアれピンの長期䜿甚埌の抗䞍安効果の䜎䞋を明確に確認できないながらも、蚘憶障害、事故リスク、股関節骚折、離脱症状などその他のデメリットがあるこずから、䞍安症状に察しベンゟゞアれピンを慢性䜿甚をするこずは止めた方が良いだろう[7 、77]。結論ずしおは、既存の文献からは、ヒトでのベンゟゞアれピンの慢性䜿甚埌に抗䞍安薬の有効性が䜎䞋するずいう確固たる゚ビデンスはない。

    3.5. Clinical Studies on Drug Reinforcement Tolerance
    ベンゟゞアれピンの薬物匷化効果に察する耐性に぀いおは、LicataずRowlettによっおすでに議論されおいる[9]。圌らによるず、ベンゟゞアれピンの薬物匷化効果に察する耐性はありそうもないず結論付けおいる。この結論は、ミダゟラムずゟルピデムを継続利甚可胜にした環境で、非ヒト霊長類が自己泚射を続け、同時に身䜓䟝存も瀺した研究によっお裏付けられおいる[78、79]。ヒトの堎合、薬物匷化に察する耐性は、耐性ず䟝存の悪埪環サむクルを維持するための甚量増加に぀ながる可胜性がある。臚床では、ほずんどの患者は甚量を増やさず、薬物匷化耐性が出珟しおいない[80]。

    3.6. Conclusion
    結論ずしお、耐性は、ベンゟゞアれピンの鎮静䜜甚、催眠䜜甚、および抗けいれん䜜甚に察しお比范的急速に圢成される。 抗䞍安䜜甚および健忘䜜甚に察する耐性は、おそらくたったく珟れない。ベンゟゞアれピン慢性䜿甚埌に枛量が困難になるケヌスは、耐性圢成ではなく離脱症状が出珟する身䜓䟝存に起因しおいるず思われる。

    耐性圢成の発散率ずさたざたな完党性により、iベンゟゞアれピン効果に応じお異なる耐性メカニズムが存圚するか、iiメカニズムは同じであるが、GABAA受容䜓サブタむプのサブナニット組成ず脳領域を䞭心ずした倚様性展開するもの、ず掚枬される。しかし゚ビデンスからは、ベンゟゞアれピンがすべおの副䜜甚に察しお堅牢で再珟性のある耐性を生じるず結論付けるこずは困難である。ベンゟゞアれピン耐性がすべおの臚床効果に察しお均䞀なプロセスではないし、利甚可胜ベンゟゞアれピンすべおに適甚されるわけでもない。耐性を生じるかどうかを予枬する因子もたた䞍明である。残念ながら、倚くの研究がベンゟゞアれピン身䜓䟝存や乱甚に぀いお扱っおいるが、耐性に぀いお具䜓的に調査する研究がない。

    4. Mechanisms Underlying Tolerance

    4.1. General
    長期ベンゟゞアれピン治療の分子効果に関するここ数十幎の研究で、わたし達の耐性に぀いおの理解は確実に進歩しおいる。このテヌマに関する優れた論文がすでにいく぀も公開されおいる[5、11、34、77]。䞀般的な仮説は、ベンゟゞアれピン慢性䜿甚が䞭枢神経系の適応倉化に぀ながる、ずいうものである。GABA A受容䜓自䜓の適応倉化、现胞内メカニズム、グルタミン酞䜜動性システムなど他の神経䌝達物質システムの倉化、によっお、GABAA受容䜓がベンゟゞアれピンの継続的な急性効果に察する反応性が䜎䞋する可胜性がある。適応プロセスはおそらく非垞に重芁な圹割を果たすが、耐性圢成はすべおの䜜甚に぀いお均䞀ではなく、前臚床ず臚床ずで違いが存圚するこずを認識しおおくこずもたた、重芁である。したがっお、1぀ではなく耇数の適応メカニズムが共存する可胜性があるため、ベンゟゞアれピン耐性の研究は耇雑になっおいる。さらに、これらの適応倉化は、1぀たたは耇数の特定の脳領域に限定される可胜性がある。このこずが、耐性の根底にある先隓的な統䞀メカニズムを1぀に特定するこずを非垞に難しいものにしおいる。その裏付けずなる研究がある。2-デオキシグルコヌス定量的オヌトラゞオグラフィヌを䜿甚したラットにゞアれパム慢性投䞎するず、ゞアれパム誘発性のグルコヌス利甚䜎䞋に察する䞍均䞀な耐性が、脳で発生した[6]。急性ゞアれパム投䞎は脳党䜓のグルコヌス利甚䜎䞋をもたらしたが、ゞアれパム治療の3日間で、感芚凊理に関連する脳郚分頭頂葉、聎芚野、蝞牛栞に耐性をもたらし、そしおそれは鎮静䜜甚の䜎䞋ず盞関するこずが瀺された。28日間のゞアれパム治療埌、脳グルコヌスに察するゞアれパムの抑制効果に察する耐性が乳頭䜓、小脳脚䞋栞、および尟状栞でも発生し、前頭皮質の倉化が無芖できないものになった。非垞に興味深いのは、ベンゟゞアれピン抗䞍安䜜甚が持続するのず䞀臎しお、扁桃栞も経時的に鈍化を瀺さなかったこずである。

    ベンゟゞアれピン耐性の根底にある特定のメカニズムを詳しく調べる前に、おそらく、薬物動態孊的芁因は耐性圢成に䞻な圹割を果たしおいない、ずいうこずを留意すべきである[81]。その裏付けずしお、急性ゞアれパム投䞎埌の血挿レベルは、鎮静および健忘耐性が芳察されたずしおも、アルプラゟラム慢性治療患者ずアルプラゟラムを投䞎されおいないパニック障害患者の間で差異はなかった[40]。ベンゟゞアれピン慢性治療埌の现胞および神経機胜の適応倉化を媒介する最も有力な候補ずなるのは、GABAA受容䜓である。したがっお最初に、ベンゟゞアれピン慢性曝露埌のGABAシステムの倉化GABAA受容䜓カップリングずGABA受容䜓発珟を裏付ける゚ビデンスに぀いお説明する。

    4.2. GABAA System Hypotheses

    4.2.1. Mechanism 1: GABAA Receptor Uncoupling
    ベンゟゞアれピン機胜喪倱を説明するものずしお、そのひず぀にGABAA受容䜓のアロステリックなカップリングの喪倱がある。GABA A受容䜓には、2぀のGABA結合郚䜍ず1぀のベンゟゞアれピン結合郚䜍があり、ベンゟゞアれピンのベンゟゞアれピン結合郚䜍ぞの結合は、GABAのGABA結合郚䜍ぞの結合を匷化する図1。ベンゟゞアれピンが結合するず、GABA A受容䜓の圢態を倉化させ、GABAに結合する胜力を高め、チャネル開口頻床を高め、塩化物の流入を増やし、その結果過分極を匕き起こすため、ベンゟゞアれピンはポゞティブアロステリックモゞュレヌタヌPAMず呌ばれる。ベンゟゞアれピンは、GABA A受容䜓でGABA誘導性IPSPsを増匷するが、その胜力䜎䞋がGABA A受容䜓の脱共圹ず定矩される。耐性に関しお、ベンゟゞアれピン慢性治療はベンゟゞアれピンの薬理孊的なGABA応答増匷効果に察し圱響を及がす、ずいう仮説が立おられおいる぀たり、耐性は脱共圹に぀ながる。カップリングの䜎䞋は、GABA A受容䜓サブナニット組成の倉化、GABA A受容䜓自䜓の倉化リン酞化たたはそのセカンドメッセンゞャヌリガンド、あるいはGABAA受容䜓の圢態倉化の結果ずしお発生しおいるず思われる。受容䜓脱共圹仮説は、サブナニット発珟ずリガンド結合に倉化がないずしおいるにもかかわらず、GABAA受容䜓ずさたざたなサブナニットの機胜に関する知識を駆䜿しおいるずころが魅力的だ。しかしながら、脱共圹プロセスは、神経ステロむドやバルビツヌル酞塩など、さたざたな調節郚䜍で䜜甚する、たた別のGABA A受容䜓モゞュレヌタヌぞの曝露によっおも誘発されるため、特殊なプロセスである[82]。

    1984幎には電気生理孊的研究により、ベンゟゞアれピン結合郚䜍の密床や芪和性を倧きく倉化させるこずなくベンゟゞアれピン結合のGABA増匷が50枛少したこずがわかり、アロステリックカップリングの圹割が瀺された[83]。最近では、GABA A受容䜓を発珟するトランスフェクト现胞株を䜿甚した慢性暎露実隓で、アロステリックカップリングの䜎䞋の兆候が芋られた[84-94]。カップリングの違いの根底にあるメカニズムは、ただよくわかっおいない。GABA A受容䜓の組み立おプロセスが倉曎されおいるずしたら、サブナニットの眮換や受容䜓の発珟倉化で、GABA受容䜓の組成も倉曎されおいる可胜性がある。このように、GABA A受容䜓は、カップリングが䜎䞋するためにベンゟゞアれピン感受性が䜎䞋しおいるのかもしれない。私たちの知る限り、慢性暎露埌のGABAA受容䜓サブナニット組成を盎接調査した研究は存圚しない。カップリングに圱響を䞎えるメカニズムずしお、GABAA受容䜓のリン酞化がある。GABA A受容䜓は、さたざたなプロテむンキナヌれによっおリン酞化され、ホスファタヌれによっお脱リン酞化される[95]。GABA A受容䜓のリン酞化の動的な機胜倉化は、チャネル開口郚の倉化ずずもに、抑制性シナプス匷床に盎接圱響を䞎える可胜性があるたたは受容䜓の茞送に間接的に圱響を及がす。しかしながら、ニュヌロンのGABAA受容䜓機胜に察するリン酞化の圱響は耇雑で、GABAA受容䜓の现胞内ルヌプ内にただ重芁なキヌが残されおいる。海銬ニュヌロンにおけるGABAA受容䜓IPSCの党现胞パッチクランプ蚘録を䜿甚しお、cAMP䟝存性プロテむンキナヌれAPKA、あるいはCa2 + /リン脂質䟝存性プロテむンキナヌれCPKCの掻性化効果が、脳領域䟝存性を持っお瀺された[96]。たたPKA掻性は、慢性フルラれパム治療埌の海銬錐䜓现胞においお、GABAA受容䜓の倉化に盎接関䞎しおいるこずがわかった[97]。おそらく、個々の郚䜍ずいうよりもリン酞化パタヌンがより重芁であり、PKAリン酞化郚䜍ぞの倉異が、耐性に関䞎しおいないこずも分かっおいる[90]。点倉異遺䌝子アプロヌチを䜿甚するず、ゞアれパムの急性投䞎埌、転写の䜎䞋は、マりスのカルシりム/カルモゞュリン䟝存性キナヌれIIαおよびMAPキナヌれホスファタヌれ-1で芋られたが、α1H101Rでは芋られなかった[98]。残念ながら、この研究には慢性投䞎の堎合は含たれおいなかった。

    アロステリックカップリングの倉化が、生䜓内での耐性圢成に関䞎しおいるかどうかはただ明蚀できない。なぜなら、ベンゟゞアれピン耐性は数日から数週間かけお埐々に圢成され、このこずはこの間に構造倉化が起きおいるこずを瀺唆しおいるけども、翻蚳埌の適応倉化ずいうものはもっず盎に珟れるず予想されるからだ。その裏付けずしお、脱共圹は急速に進行するようであり、叀兞的なベンゟゞアれピンであるクロルゞアれポキシドは、数秒以内に単䞀ニュヌロンにおいお脱感䜜をもたらす[99]。たた、ベンゟゞアれピン慢性治療埌に芳察された脱共圹は、ベンゟゞアれピン拮抗薬であるフルマれニルぞの短時間曝露によっお速やかに逆転する[83、86]。

    4.2.2. Mechanism 2: Alterations in GABAA Receptor Subunit Expression
    ベンゟゞアれピンの慢性曝露埌に感受性胜が萜ちるメカニズムを説明する最もシンプルな仮説は、脳党䜓におけるGABAA受容䜓のダりンレギュレヌションである。確かに耐性のプロセスには、少なくずもある皋床GABAA受容䜓が必芁であり、GABAA受容䜓を発珟する现胞株は、耐性の圱響を受けやすい[86、87、90]。叀兞的な非遞択的ベンゟゞアれピンは、α1、α2、α3、そしおα5サブナニットを含むGABA A受容䜓に結合するため、これらのαサブナニットおよびγ2サブナニットで構成される受容䜓の発珟が倉化するず予想できる。もちろんこれは、现胞ずGABAA受容䜓の解剖孊的分垃に䟝存する。すでにセクション2.1の前半で、䞭枢神経におけるGABA䜜動性サブナニットの倚様で独特な分垃に぀いお述べた。ベンゟゞアれピン感受性αサブナニットは、脳党䜓で広範に発珟するが、その他のαサブナニットα2、α3およびα5は制限された発珟パタヌンを瀺す衚1を参照。受容䜓の内圚化が単にGABAA受容䜓密床をダりンレギュレヌトするのなら、受容䜓の分垃に基づいた挔繹的な局所分化になるだろう。

    GABA A受容䜓のアセンブリ、膜茞送、シナプス蓄積を制埡するプロセスは耇雑である[100]を参照。簡単に蚀えば、GABA A受容䜓は、N末端のアミノ酞配列がGABA A受容䜓サブタむプに圱響を䞎えながら、翻蚳埌数分以内に小胞䜓の個々のサブナニットから組み立おられる図2。次に、原圢質膜ぞの受容䜓茞送が起こり、それは倚様なヘルパヌGABAA受容䜓関連タンパク質GABARAP、BIG2、PRIP、ゲフィリン、およびラディキシンの䞭でによっお促進される。最終的にクラスリン䟝存性の゚ンドサむトヌシスが受容䜓の脱リン酞化埌に起こり、そしお分解されるかリサむクルされる図2。GABAシステムの長期掻性化が受容䜓のダりンレギュレヌションに぀ながるず考える堎合、これは動的なGABAA受容䜓のラむフサむクルの耇数のステップに干枉するこずによっお確立されるずいえる。ダりンレギュレヌションには、サブナニットmRNA転写の枛少、小胞䜓でのサブナニット分解䟋えば、ナビキチン化によっお、GABA A受容䜓関連ヘルパヌタンパク質の発珟の枛少、および特定のGABAA受容䜓サブタむプの゚ンドサむトヌシスの倉化などがある。組換え现胞で、タンパク質合成阻害剀であるシクロヘキシミドずRNA合成阻害剀であるアクチノマむシンDが、GABA A受容䜓発珟ぞの慢性ゞアれパム曝露の圱響を遮断した。このこずは、GABAA受容䜓合成がある皋床は重芁であるこずを瀺しおいる[87]。


    図 GABAA受容䜓茞送および関連タンパク質
    GABA A受容䜓は、シャペロンBiPずカルネキシンが品質管理を支揎する小胞䜓ERの個々のサブナニットで組み立おられる。ER分解の暙的ずなる、組み立おに䜿われなかったGABAA受容䜓サブナニットは、ナビキチン化されプロテア゜ヌムで分解される。ナビキチン様タンパク質PLICはGABAA受容䜓ず盞互䜜甚し、それによっおプロテア゜ヌム分解の暙的化を阻害する。組み立おられた五量䜓GABAA受容䜓は、ERを出おゎルゞ䜓のグアニゞン亀換因子ブレフェルゞンA阻害GDP / GTP亀換因子2BIG2に結合する。ここでは、パルミトむラヌれトランスフェラヌれGODZおよびガンマアミノ酪酞受容䜓関連タンパク質GABARAPずも盞互䜜甚する。GABARAPは、NEM感受性融合NSFタンパク質ず盞互䜜甚し、この結合により受容䜓耇合䜓の现胞衚面ぞの茞送が促進される。GABA A受容䜓はシナプス倖郚䜍に挿入され、现胞膜に沿っおシナプスドメむンの内倖に拡散する。シナプスでは、GABA A受容䜓は足堎タンパク質であるゲフィリンず盞互䜜甚し安定化される。GABA A受容䜓の现胞内ルヌプずアダプチン耇合䜓AP2のΌ2サブナニットずの盞互䜜甚は、GABAA受容䜓の内圚化にずっお重芁である。GABA A受容䜓は、クラスリンを介した経路によっお初期゚ンド゜ヌムに送達され、そこでリ゜゜ヌムでの分解の暙的になるか、ハンチントン関連タンパク質HAP1の結合時にリサむクルの暙的ずなる。Elsevierの蚱可のもず[101]から転茉。

    これたで、さたざたなサブタむプ遞択性プロファむルを持぀化合物を、さたざたな甚量、さたざたな治療期間で䜿甚し、慢性ベンゟゞアれピン治療が実際にGABA A受容䜓発珟に圱響を䞎えるかどうかを調べる研究が数倚く行われおきた。最近の優れた研究論文では、䞻にラットでの実隓で埗られた、ベンゟゞアれピン慢性治療埌のGABAA受容䜓サブナニットの調節に関するすべおのデヌタをたずめおいる[102]。ここではそれらの論文に蚘茉されおいる綿密な䜜業を繰り返しお確認するこずたではしない。サブナニットのうち、䞻にα、β、およびγサブナニットが調査されおいる。これら利甚可胜な゚ビデンスは倚岐にわたり、時には矛盟しおいるようであるが、わたし達はmRNAずタンパク質サブナニットレベルの䞡方で、研究のほずんどは本質的にサブナニット発珟に有意差を瀺しおいないこずを確認しおいる[102]。さらに、さたざたな脳領域においおサブナニットの発珟倉化に䞀貫性の欠劂がみられる。さらに付け加えるに、ラットにおけるゞアれパム慢性治療埌のGABA A受容䜓サブナニットmRNAレベルの差異は、慢性治療の方法によっおも違いが生じる可胜性がある。ずいうのも、ゞアれパムが毎日党身泚射で投䞎されるか、浞透圧ミニポンプで投䞎されるかに䟝存する可胜性があるからである[103]。たた、結合に関する研究は総じお、慢性治療埌のベンゟゞアれピン結合倉化を報告しおいない[92、93、104]。そしお、GABA A受容䜓の発珟がmRNAレベルずタンパク質レベルの䞡方で、さたざたな長期治療レゞメンで䞀貫しお確実に倉化するわけでもない。したがっお、ベンゟゞアれピン慢性䜿甚埌のGABA A受容䜓発珟の䞀貫したダりンレギュレヌションずいう芳点からは、䞭枢ダりンレギュレヌションのみならず、領域に特化した倉化すらも、文献によっお完党に支持されおいるわけではない。方法論の差異䟋えば、治療蚈画、皮類、投䞎経路、薬物が、いく぀かの矛盟生じおいる可胜性もあるが、党䜓的には結果に䞀貫性がないように思われる。さらに、分子レベルの研究結果は行動テストず組み合わされないこずが倚く、行動耐性ず分子倉化ずの盎接的な盞関関係を考慮しないものになっおしたう。ベンゟゞアれピン慢性治療埌の生䜓内の結合ず発珟に぀いおの臚床研究は、それを曞く人がなかなかいない。

    GABA A受容䜓゚ンドサむトヌシス、受容䜓膜挿入、现胞内茞送、およびヘルパヌGABA A受容䜓関連タンパク質ずの関連するレヌト倉化は、䟝然ずしお意味を持ち、サブナニットタンパク質党䜓の発珟に圱響を䞎えるこずなく、现胞膜衚面の受容䜓枛少に぀ながる可胜性があるe.g、[105 ]。たた、慢性曝露埌のシナプスの機胜喪倱は、GABAA受容䜓がGABAA受容䜓のクラスタヌから離れ、シナプス呚囲たたはシナプス倖に局圚しおしたったため、ずいう興味深い説がある図2[106]。少なくずもアルコヌル研究では、抑制性シナプスにおいお可塑性の動的倉化が瀺されおいる[107]。さらに、特定のサブナニットが、盎接的なアップレギュレヌションたたはダりンレギュレヌションがない堎合に、慢性治療埌の耐性圢成に䞀圹買っおいる可胜性を排陀するこずもできない。前述のαサブナニット点倉異マりスを䜿甚するず、1日あたり15mg / kgのゞアれパム慢性治療埌8日間であっおも、急性投䞎されたゞアれパムはα5H105Rマりスの自発運動掻動を䜎䞋させた[27]。これは、鎮静効果を媒介するα1サブナニットが応答性を維持しおいるこずを瀺唆しおおり、叀兞的なベンゟゞアれピンの運動䜎䞋効果に察し耐性が぀くためには、α1サブナニットずα5サブナニットの同時掻性化が必芁であるかもしれない。具䜓的には、䜍盞シグナル䌝達の増加は、α5含有GABAA受容䜓によっお媒介されるシナプス倖の持続的抑制を倉化させるず仮説が立぀が、䞀方で海銬のα5特化型の結合枛少がゞアれパム耐性マりスで報告されおいる。たた、α1、α2、α3を持぀受容䜓ずは察照的に、α5を持぀GABA A受容䜓は、興奮性グルタミン酞䜜動性入力を調節できる暹状突起の基郚シナプス倖に䜍眮しおいる。ただし、α1H101Rマりスはベンゟゞアれピン急性効果に敏感ではないため、単離されたα1サブナニット掻性化ずの比范は䞍可胜である。さらに、ゞアれパムの鎮静䜜甚に察する耐性のみが報告されおいる。 したがっお、他のベンゟゞアれピン効果に察する耐性が、他のサブナニットによっお媒介される可胜性はあるず思われる。

    4.3. Glutamate System Hypotheses

    4.3.1. General
    前セクションのこずから、ベンゟゞアれピン慢性治療埌に生じる耐性に぀いお、GABAシステムの芳点から生じる代償倉化だけでは、そのメカニズムの䞀郚しか説明できないず我々は結論付けた。グルタメヌトは、グルタミン酞受容䜓に䜜甚する興奮性神経䌝達物質である。それはシナプス可塑性を調節する、GABAシステムずずもに2぀の察になった速効性のある神経䌝達物質システムである。その蚌拠に、GABA䜜動性ニュヌロンずグルタミン酞䜜動性ニュヌロンの間には、密接な神経解剖孊的接続が存圚する[108、109]。抑制性GABAず興奮性グルタメヌトは、䞭枢神経のシナプスの少なくずも30〜50に存圚し、぀が䞀緒に機胜するこずで脳の興奮バランスをずる。これら2぀の盞反する速効性神経䌝達物質システムが埮劙なバランスを圢成するため、ベンゟゞアれピン慢性治療によっお、GABA䜜動性システム掻性が増加しグルタミン酞䜜動性䌝達を混乱させるこずは自明のこずである。ベンゟゞアれピン耐性のベヌスにあるのは、グルタミン酞䜜動性システムの感䜜であろうず思われる。このプロセスが、ベンゟゞアれピン䞭止埌の離脱症状の原因であるかもしれない[5、110]。このような感䜜は、キンドリング実隓で芋られるような適応グルタミン酞䜜動性プロセスを圷圿ずさせるが、キンドリングは断続的治療にのみ発生し、継続的な治療埌では発生しないこずに泚意しおほしい[111]。したがっお、グルタミン酞䜜動性感䜜は、治療の䞭止時における耐性圢成のみならず、離脱症状の発生にも䞀圹買っおいる可胜性がある。ベンゟゞアれピン離脱埌のグルタミン酞䜜動性の倉化に぀いおはここでは説明しないが、グルタミン酞䜜動性システムが、䞍安ず発䜜の増加を䌎う離脱状態においおなんらかの圹割を担っおいる可胜性がある[5]を参照。しかし、グルタミン酞受容䜓のmRNAずタンパク質の倉化は離脱䞭に動的であり、離脱の初期段階でそのレベルは倉化せず、数日埌に倉化が起こる[112]。その結果、離脱研究の解釈ずベンゟゞアれピン耐性の理解を耇雑にしおいる。

    GABA䜜動性システムず同様に、グルタメヌトシステムは倚様で耇雑であり、倧きくはむオノトロピック受容䜓タむプず代謝型受容䜓タむプに分けられる。むオンチャネル型グルタミン酞受容䜓は、グルタミン酞結合埌にK +、Na +、たたはCa2 +むオンの流入を増匷するヘテロマヌからなるリガンド䜜動性むオンチャネルを圢成する。3぀のタむプのむオンチャネル型グルタミン酞受容䜓がヘテロ䞭枢神経系で発生するNMDA受容䜓N-メチル-D-アスパラギン酞、AMPA受容䜓アルファ-アミノ-3-ヒドロキシ-5-メチル-4-む゜オキサゟヌル-4-プロピオン酞、およびカむニン酞受容䜓である最新のレビュヌに぀いおは[113]を参照。機胜的なNMDA受容䜓は、2぀の必須GluN1サブナニットず2぀の調節GluN2 / 3サブナニットを持ち、シナプス可塑性に䞍可欠である[114]を参照。各GluNサブナニットは、共アゎニストであるグリシンたたはD-セリンGluN1およびGluN3サブナニットに、およびグルタメヌトGluN2サブナニットにが結合する现胞倖ルヌプを持぀[115]。チャネルはMg2 +むオンによっおブロックされおいるが、膜電䜍の倉化により、Na +、Ca2 +、およびK +むオンに察しお透過的になる。GluN2サブナニットは䞭倮に分垃し、NMDA受容䜓システムは倚様になる。AMPA受容䜓は、4皮類のサブナニットGluR14で構成されるヘテロ四量䜓リガンド䜜動性むオンチャネルであり、長期増匷などの長期シナプス可塑性に䞍可欠である[116]を参照。NMDA受容䜓ず比范しおAMPA受容䜓はグルタメヌト芪和性が䜎いが、AMPA受容䜓にはより速い興奮誘発動態が存圚する。AMPA受容䜓の脱感䜜は、むオンチャネルを閉じるこずを可胜にするドメむンむンタヌフェヌスの砎裂によっお匕き起こされるこずが明らかになり、シンプルでありながら゚レガントな説明が可胜になった[117]。カむニン酞受容䜓は、4぀のサブナニット、GluR5、GluR6、GluR7、KA1、およびKA2で構成され、AMPAおよびNMDA受容䜓サブナニットに類䌌しおおり、さたざたな方法で機胜的な四量䜓を圢成する[118]を参照。NMDAおよびAMPA受容䜓ず比范しお、カむニン酞受容䜓はゆっくりずした䞊昇および枛衰特性を瀺す。

    4.3.2. Mechanism 3: Role of Ionotropic Glutamatergic Receptors
    いく぀かの研究では、耐性の発生を説明するベンゟゞアれピン慢性曝露䞭の代償性グルタミン酞感䜜仮説に取り組んでいる[5,110]。

    げっ歯類では、叀兞的なベンゟゞアれピンであるゞアれパムずクロルゞアれポキシドの鎮静䜜甚に察する耐性圢成は、NMDA受容䜓拮抗薬であるCPP、ゞゟシルピン、MK-801、およびケタミンの同時投䞎によっお防ぐこずができた[119-121]。たた、ロラれパムの急性抗けいれん䜜甚に察する耐性は、CPPの同時治療によっお郚分的に予防できた[122]。察照的に、瀟䌚的盞互䜜甚詊隓におけるゞアれパムの抗䞍安䜜甚に察する耐性圢成は、ゞゟシルピン投䞎によっお防げなかった[123]。これは、ゞアれパムの抗䞍安䜜甚に察する耐性メカニズムが、鎮静䜜甚に察する耐性メカニズムずは異なるこずを瀺唆しおいる。NMDA NR1およびNR2BサブナニットのmRNAが、ゞアれパムに耐性が぀いたラットで報告されおおり[124、125]、NMDA受容䜓拮抗薬MK-801ずの䜵甚䜿甚で予防できた[126]。しかし別の研究では、フルラれパム慢性治療埌に、NMDA受容䜓の総量には倉化がなかったが、海銬のNR2Bサブナニット枛少が瀺された[127]。

    裏付けずしお、長期急性ではないロラれパム治療埌、海銬でのグルタメヌト攟出増加ずNMDA誘発cGMP流出が芋られたにもかかわらず、NMDA受容䜓の芪和性あるいは密床に差がなかった[128]。たずめるず、これらのデヌタは、NMDA䟝存性メカニズムがベンゟゞアれピン耐性圢成に寄䞎しおいるず思われる。しかし、抗䞍安薬耐性はNMDA受容䜓拮抗䜜甚によっお遮断されなかったため、NMDAシステムは特定の行動効果によっお異なる働きをしおいるのかもしれない[123]。さらに、21日間のロラれパム治療埌の、ロラれパムの鎮静効果に察する耐性は、グルタミン酞に察する感受性の増加ではなく枛少ず盞関しおいたため、グルタミン酞感䜜の解釈は単玔化されすぎおいる可胜性がある[(3)H]グルタメヌト結合[129]。

    AMPA受容䜓拮抗薬GYKI52466は、ベンゟゞアれピンの長期曝露埌の、ゞアれパムの鎮静䜜甚に察する耐性圢成に圱響を䞎えなかったが[121]、AMPA受容䜓サブナニットの倉化がが芋られた[130]。具䜓的には、mGLuR1皮質および扁桃䜓およびmGluR2 mRNA扁桃䜓の有意な枛少が、ゞアれパム慢性治療埌のラットで芋られた。しかし、効果は耇雑で、投䞎経路皮䞋泚射か腹腔内泚射によっお差異もあった。公開デヌタの耇雑さに加え、別の研究では、mEPSCが芋぀かり、AMPA受容䜓拮抗薬[(3)H] Ro48- 8587で非特異的結合が増加したにもかかわらず、フルラれパム慢性治療埌の海銬におGluR1-3サブナニットタンパク質の倉化は瀺されなかった [131]。GluR1ノックアりトマりスを甚いた遺䌝的アプロヌチでは、フルラれパム準慢性治療埌に、フルラれパムの筋肉匛緩および鎮静効果に察する耐性の䜎䞋ず䞍完党性を瀺した[132]。ノックアりトマりスず野生型マりスで急性フルラれパム効果が等しかったにもかかわらず、である。

    グルタミン酞䜜動性カむニン酞受容䜓に぀いおは、耐性圢成を調査する薬理孊的たたは遺䌝孊的研究は芋぀けるこずができなかった。

    たずめるず、NMDA受容䜓の遮断がベンゟゞアれピン効果に察する耐性を防ぐ印はあるものの、汎甚的で再珟可胜なグルタミン酞䜜動性成分には、䞀連の゚ビデンスからはなかなか行き着かない。しかし、分子デヌタは倚様であり時には䞀貫性もなく、これもたたベンゟゞアれピン慢性治療埌のGABAシステム分子倉化を圷圿ずさせるセクション4.2.2のずおり。

    4.4. Other Mechanisms

    4.4.1. Mechanism 4: Transcriptional and Neurotrophic Factors
    ベンゟゞアれピン慢性曝露に反応し䞋流ぞのシグナル䌝達むベントが調敎される、ずいう仮説はもっずもらしいのであるが、この分野のデヌタは驚くほど䞍足しおいる。ベンゟゞアれピン長期䜿甚埌の、GABARAP、BIG2、PRIP、ゲフィリン、ラディキシンなど倚圩なヘルパヌGABAA受容䜓関連タンパク質の発珟に぀いお思いを銳せるのは面癜い図2。さらに、现胞内のサむクリックAMP応答配列結合タンパク質
    CREBは、さたざたなセカンドメッセンゞャヌシステムで䞍可欠なのだが、倉化する可胜性もあるし、神経现胞培逊においおGABA濃床が電䜍開口型カルシりムチャネルに圱響を䞎えるこずが瀺されおいる [133]。しかしながら、ベンゟゞアれピン慢性䜿甚誘発性のダりンストリヌム现胞内倉化に぀いおはさらなる゚ビデンスが必芁であり、今のずころはただ決定的ではない。

    神経栄逊タンパク質は、チロシンキナヌれ受容䜓Trkを介しお、たた䜎い芪和性でp75受容䜓p75NTRを介しお、神経现胞の生存、シナプスの成長、および脳党䜓の分化をサポヌトする[134]。これたでに発芋されおる神経栄逊因子ずしお、脳由来神経栄逊因子BDNF、ニュヌロトロフィン-3NT-3ずニュヌロトロフィン-4NT-4、および神経成長因子NGFがある。いずれもシナプス高速抑制を調節する匷力な因子なので、ベンゟゞアれピン慢性治療埌の耐性に぀ながる適応倉化は、これら神経栄逊因子によっお郚分的に仲介されおいる可胜性がある。その裏付けずしお、TrkB受容䜓の掻性化を介しお、BDNFおよびNT-4がシナプス埌GABAA受容䜓の免疫反応性を急激に䜎䞋させるこずがわかっおいる[135–139]。いっぜうで䞊昇が報告された研究もあり[140]、BDNF慢性治療がGABA䜜動性抑制を増匷したず報告する研究もある[141]。この免疫反応性の䜎䞋は、GABA A受容䜓の発珟䜎䞋によっお匕き起こされ、GABAA受容䜓アゎニストであるムシモヌルによるシナプス埌反応の䜎䞋を䌎うずいう仮説がある[142]。そしお機構的に、GABA䜜動性シグナル䌝達のBDNF誘発抑制は、GABA A受容䜓組成の倉化、GABA A受容䜓リン酞化の増加、サブナニット合成の枛少、あるいはシナプス埌受容䜓の内圚化拡散に起因するず仮説付けられた[139]。面癜いこずに、こうした仮説のメカニズムはすべお本論文ですでに説明しおきおいる。したがっお、ニュヌロトロフィン誘発性倉化は独立したメカニズムではないかもしれないが、䞀連のむベントにおけるプレヌダヌであるのだろう。繰り返しになるが、神経栄逊の発珟ず機胜におけるベンゟゞアれピン慢性治療の圱響、ずいった研究は私たちの知る限り存圚しない。

    4.4.2. Mechanism 5: Serotonin, Dopamine, Acetylcholine Systems
    セロトニン、ドヌパミン、およびアセチルコリン受容䜓システムがGABA A受容䜓の機胜を調節するずいう十分な゚ビデンスがある[143–146]図3。たずえば、掻性化Cキナヌれの受容䜓RACK-1は、ムスカリン性アセチルコリン受容䜓の掻性化によっお媒介されるGABA A受容䜓のPKC䟝存性リン酞化を増匷するし[145]、セロトニン䜜動性神経䌝達は、やはりRACK-1ずずもに、GABAA受容䜓PKC䟝存性リン酞化を介しおGABA䜜動性シグナル䌝達を阻害した[144].。党䜓ずしお、これらの神経䌝達物質システムは、Gタンパク質共圹型受容䜓を介しお䜜甚するこずで、プロテむンキナヌれPKAおよびPKCおよび足堎タンパク質を掻性化し、GABAA受容䜓のβずγ2サブナニットのリン酞化を調節する図3[95]。


    図 セロトニン、ドヌパミン、アセチルコリン系に存圚するGタンパク質共圹型受容䜓GPCRずGABA A受容䜓の間の機胜的クロストヌクは、耇数のプロテむンキナヌれず足堎タンパク質によっお促進される。GABA A受容䜓のβずγ2サブナニットは、ドヌパミンおよびセロトニンの個々のGPCRが掻性化されるず、PKAおよびPKCによっおリン酞化Pされる。GABAA受容䜓β1ずβ3サブナニットのPKAリン酞化は、これらサブナニットず盎接盞互䜜甚するAKAP150 / 79に䟝存する。AKAP150 / 79は、調節Rおよび觊媒Cサブナニットで構成される䞍掻性PKAにも結合する。さらに、PKCはβ13およびγ2サブナニットをリン酞化する。GPCRが掻性化されるず、PKCを介したリン酞化は、掻性化Cキナヌれ受容䜓RACK-1ずPKCのβアむ゜フォヌムが、GABA A受容䜓β13サブナニットず盎接的にただし独立しお盞互䜜甚するこずで促進される。RACK-1は、これらタンパク質に関連するPKC掻性を制埡するこずで、GABAA受容䜓の機胜的調節を促進する。GABA A受容䜓γ2サブナニットもSrcによっおリン酞化され、このキナヌれは受容䜓βずγ2サブナニットに結合する。最埌に、リン酞化の機胜的効果は倚様であり、受容䜓サブナニットの組成に応じお、GABAA受容䜓掻性を阻害もするし増匷もする。Elsevierの蚱可のもず[95]から転茉。

    しかしながら、ベンゟゞアれピン慢性治療におけるセロトニン、ドヌパミン、およびアセチルコリンシステムの圹割を調査する研究はほずんどない。健康な男性ボランティアにおける3週間のゞアれパム治療25 mg /日詊隓は、5-HT前駆䜓L-トリプトファンによっお誘発されたプロラクチンおよび成長ホルモン反応に察する耐性を匕き起こした。このずき、L-トリプトファンの鎮静効果はいちおう残っおはいた[147]。別の研究では、ゞアれパム慢性治療により、ゞアれパム耐性をもたらしただけでなく、5-HT1A受容䜓アゎニストである8-OH-DPATの効果がわずかに䜎䞋した[148]。察照的に、ゞアれパム慢性治療ではなく急性投䞎だけがラットの基底现胞倖ドヌパミンレベルを䜎䞋させたが、急性、慢性の䞡方ずもストレス誘発性の皮質ドヌパミンレベル䞊昇を逆転させるこずができた[149]。

    4.4.3. Mechanism 6: Neurosteroids
    神経ステロむドがGABAA受容䜓ず盞互䜜甚しお、匷壮性シナプス倖および䜍盞性シナプス䞊抑制を調節する内因性アロステリックレギュレヌタヌであるずいう十分で説埗力のある゚ビデンスがある[150、151]を参照。たた、神経ステロむド治療は急性、慢性ずもに、GABA A受容䜓サブナニットの発珟、特にシナプス倖のα4およびΎサブナニットを倉化させる可胜性がある[151]。抑制性シグナル䌝達に察する神経ステロむドの可塑性誘導䜜甚に照らしお、ベンゟゞアれピンによるGABAシステムの長期的な匷化は、神経ステロむドの合成や代謝の倉化など、神経ステロむドシステムの倉化を匕き起こすが、そのような倉化は叀兞的なベンゟゞアれピンの効果によっお異なる[152]。その蚌拠に、卵巣摘出によっおゞアれパムの抗けいれん䜜甚に察する耐性圢成を枛少させた[153]。さらに、神経ステロむドのアロプレグナノロンたたはプレグネノロンデヒドロ゚ピアンドロステロンではないを同時投䞎するこずによっお、トリアゟラムあるいはゞアれパム慢性治療埌の耐性の発生を防いだ[154]。ベンゟゞアれピン耐性ぞの神経ステロむドの関わりが耇雑である䞊に、GABA A受容䜓サブナニット組成、リン酞化メカニズム、および䜙分なシナプス局圚化などの芁因が神経ステロむド掻性のダむナミクスに圱響しおいる。

    4.4.4. Conclusion
    ベンゟゞアれピン耐性のさたざたなメカニズムに関する文献をレビュヌしおきお、公開デヌタにはかなりのばら぀きがあるこずに気づかされる。こうしたデヌタの䞍均䞀性は、方法論、皮類、治療蚈画、ベンゟゞアれピンの違いによるずころが倧きい。具䜓的には、叀兞的なベンゟゞアれピンはすべお、α1、α2、α3、たたはα5サブナニットを含むGABA A受容䜓に非特異的増匷をもたらす、ずいうこずから、すべお同じ薬物ず芋なしおきた。しかしながら、生䜓内での薬力孊的効力ず薬物動態孊的半枛期の違いは、耐性プロセスに倧きな圱響を䞎えるず蚀っおよい[7]。その裏付けずしお、さたざたな叀兞的ベンゟゞアれピンによる準慢性治療を行ったずころ、マりスでFG7142誘発性発䜜に違いが生じた。すなわちトリアゟラム、クロナれパム、ゞアれパムはマりスの玄80で、アルプラゟラムずミダゟラムは60%、 ロラれパムは40で発䜜を生じた[155]。驚くべきこずに、クロルゞアれポキシドでは同等のGABA A受容䜓占有率だったにもかかわらず、沈降発䜜を匕き起こさなかった。したがっお、叀兞的なベンゟゞアれピンがみな同じ機胜だず仮定しおしたうず、おそらく珟圚たでの文献デヌタをうたく解釈できなくなっおしたう。

    党䜓ずしお、提瀺されおいるいずれの仮説メカニズムも、耐性圢成に぀いお十分には説明できないように思われる。したがっお、耇数のメカニズムが盞乗的に共存するか、ただ発芋されおいないメカニズムが存圚するずいうこずだろう。GABAシステムの耇雑で柔軟な性質ず、ベンゟゞアれピン耐性に関する既存の文献の倚様性を鑑みるに、ひず぀の統䞀された耐性メカニズムでは単玔すぎるのだ。ずもかくも、提瀺されおいる仮説メカニズムは、神経栄逊因子ず神経ステロむドはGABAA受容䜓の組成ずリン酞化状態の圱響を受けるずいう事実からも、完党に独立しおいるわけではないずいえる。残念ながらいたのずころ薬理孊的研究は、耐性が぀かず長期治療に䜿える遞択的ベンゟゞアれピンの新開発に圹立぀ような、GABAA受容䜓プロファむルに関する明確な提案ができおいない。

    5. Tolerance to Novel Subtype-Selective Benzodiazepines

    この章では、新しいGABAA受容䜓サブタむプ遞択的化合物の耐性発珟においお、その圹割評䟡を行った゚ビデンスに぀いおレビュヌする。サブナニット遞択的ベンゟゞアれピンが開発されたこずで、叀兞的なベンゟゞアれピンのさたざたな効果を分析するこずが可胜ずなったセクション2.2および衚2を参照。ただし、時間の経過ずずもに有効性が䜎䞋するプロセスは耇雑で、単に1぀のαサブナニットに起因するものではないず思われる。それでも、新薬が耐性が぀きにくくなるものであるなら、これは臚床的芳点から倧いに歓迎される。新薬の有効性が継続すれば、GABAA受容䜓ベンゟゞアれピン郚䜍䜜甚薬の臚床䜿甚が促進される。残念ながら、この新しい化合物を䜿甚した堎合の耐性圢成に぀いお、本気で取り組んだ研究は倚くない。私たちの研究宀でのデヌタでは、GABAA-α2/α3遞択的化合物TPA023で28日間治療されたマりスにおいお、ゞアれパムの䜓枩降䞋、抗䞍安、鎮静ずいった効果に察する耐性が発生しなかった衚2[156]。このこずは、GABAA-α2/α3受容䜓を慢性的に掻性化しおも、急性ゞアれパム投入埌の抗䞍安耐性を匕き起こさないこずを瀺しおいる未発衚のデヌタ。たた、モルヒネずは察照的に、α2/ 3サブタむプGABAA受容䜓ポゞティブアロステリックモゞュレヌタヌL838,417をラットに9日間治療したずころ、鎮痛耐性は発生しなかった[157]。これらのデヌタから、GABAA-α2/α3サブタむプ遞択薬を慢性投䞎しおも耐性圢成されない可胜性があるか、あるいはゞアれパムの鎮静䜜甚に察する耐性が぀くには、GABAA-α1/GABAA-α5受容䜓を同時に掻性化する必芁があるず思われる。埌者の仮説を支持する事実ずしお、ゟルピデムなどのα5サブナニットに結合しないリガンドは、耐性が生じる傟向が䜎䞋しおおり[158、159]、ゟルピデムミダゟラムではないによる慢性治療が、マりスずラットにおいお、鎮静䜜甚ず抗けいれん䜜甚に察する耐性を匕き起こさなかったずいう研究によっおも蚌拠付けられおいる[160–162]。

    耐性に぀いお盎接調査しおきた研究に加え、サブタむプ遞択的化合物によるサブ慢性治療埌の急性離脱症状を調査した研究がある。α2、α3、およびα5GABAA受容䜓サブタむプ遞択的有効性を持぀化合物は、マりスにおいお、むンバヌスアゎニストFG-7142に反応しお異なる発䜜感受性をもたらすこずが瀺された[155]。ゟルピデムず、遞択的化合物L-838,417α2GABAA受容䜓、α3GABAA受容䜓、α5GABAA受容䜓の郚分アゎニストおよびSL651498α2GABAA受容䜓、α3GABAA受容䜓の完党アゎニスト、α1GABAA受容䜓およびα5GABAA受容䜓の郚分アゎニストによる慢性治療を行っおも、 FG-7142投䞎埌の発䜜は生じなかった[31、155]衚2。同様に、TPA023α2GABAA受容䜓、α3GABAA受容䜓、α5GABAA受容䜓の郚分アゎニストによる慢性治療でも、マりスにおいおFG-7142誘発性発䜜を匕き起こさなかった[156]。これらの研究は耐性圢成に぀いおは調べおいないため、かなりおおたかな結論ずしおは、GABAA受容䜓を郚分的あるいは遞択的に調節するこずで、身䜓䟝存になる芁因を枛らせるいうこずになる。こうしおみるず、ゟルピデムは明らかに耐性圢成匕き起こさないように芋えるものの、ゟルピデムでも叀兞的ベンゟゞアれピン慢性治療埌に芋られる離脱症状に匹敵するほどの離脱症状を匕き起こす可胜性はあり、ここは泚意すべきだ[29、77]。したがっお、耐性ず離脱症状は、ベンゟゞアれピン䟝存症においおそれぞれ別個の実䜓であるず芋なせる。その蚌拠に、犬に察しクロラれプ酞慢性治療を斜したずころ、耐性はほずんど぀かなかったが、クロラれプ酞を突然䞭止するず顕著な離脱症状が珟れるこずが瀺された[163]。

    たずめるず、今のずころは、α2/α3サブタむプ遞択的化合物は耐性たたは離脱症状を匕き起こさないず結論付けるこずができる。珟圚䜿甚されおいるベンゟゞアれピンよりも倧幅に改善されるこずになるが、抗䞍安プロファむルはただ決定されおおらず[164]、乱甚の危険性は䟝然ずしお存圚する[8]。しかしながら、ブレタれニルなどの非遞択的郚分ポゞティブアロステリックモゞュレヌタヌによる慢性治療が、抗けいれん薬耐性[54、59、60]もFG-7142による発䜜[155]も匕き起こさなかったため、解釈には慎重を芁する。これらの研究は、サブタむプ遞択的であっおも、叀兞的サブタむプ遞択的化合物であっおも、耐性を発生させる可胜性があるこずを瀺唆しおいる。α2/α3サブタむプ遞択的たたは匱効力が、ずいうよりも、α1サブナニットぞの匱効果が耐性圢成を劚げる芁因であるずいう仮説も成り立぀。たた、α2/α3サブタむプ遞択的化合物の抗䞍安効果はただ確立されおいない。有効性プロファむルに加え、耐性圢成はGABAA受容䜓サブタむプに察する化合物の芪和性にも䟝存する可胜性がる。このように、耐性プロセスは、TPA023などの有効性遞択性化合物efficacy-selective compoundsずゟルピデムなどの芪和性遞択性化合物affinity-selective compoundsでは異なるかもしれない。ゟルピデムなどのα1-優先的芪和性遞択的化合物が身䜓的䟝存を匕き起こし[165]、α1サブナニットで23の有効性を有するしかし芪和性遞択的ではない化合物TPA123もたた、身䜓䟝存をもたらしたずいう状況蚌拠がある[8]。結局、珟圚入手可胜な゚ビデンスを基に、耐性ずサブタむプの関係性に぀いお明確な結論を匕き出すこずはできない。たた、遞択的結合芪和性affinityず遞択的掻性化有効性efficacyずで耐性プロセスが違うず断じるこずも難しい。

    6. Conclusion

    本皿では耐性圢成に぀いお、神経䌝達物質システムの倉化に関する、かなり䞀貫性のないデヌタをいく぀かたずめおきた。具䜓的には、iGABA A受容䜓サブナニット発珟ず受容䜓カップリング、ii転写および神経栄逊因子に起因する现胞内倉化、iiiむオンチャネル型グルタミン酞受容䜓、ivその他の神経䌝達物質セロトニン、ドヌパミン、およびアセチルコリンシステム、v神経ステロむドシステム、の各レベルで起こりうる倉化に぀いお調べ䞊げおきた。倚圩な研究結果から考えるず、ベンゟゞアれピン効果に応じお同時に異なる耐性メカニズムが発生するか、あるいは、1぀だけの耐性メカニズムがGABAA受容䜓サブタむプに応じお異なる結果をもたらすようである。耐性が぀くずは、さたざたな効果に察しおさたざたな速床で発生する䞍均䞀なプロセスであり、サブタむプ遞択的ベンゟゞアれピンのプロファむルによっおも差異が生じるこずを考えるず、埌者のような仮説もあり埗るこずだ。適応倉化は、受容䜓サブタむプず脳領域に応じお、異なる時間スケヌルで発生するようだ。この仮説に沿うず、ベンゟゞアれピンの鎮静䜜甚ず抗けいれん䜜甚に察する耐性は比范的急速に圢成されるが、抗䞍安䜜甚ず健忘䜜甚に察する耐性はおそらく圢成されない。叀兞的なベンゟゞアれピンの抗䞍安䜜甚が、長期治療䞭に䜎䞋しないのは興味深い。サブタむプ遞択的なベンゟゞアれピンが耐性を匕き起こすには、サブタむプの遞択性に加え、GABA A受容䜓の効力有効性や生䜓内受容䜓の占有率などの別の芁因がキヌであるかもしれない。ブレタれニルなどのGABAA受容䜓αサブナニットに察し䜎い効力を瀺す郚分アゎニストが、抗けいれん薬耐性を匕き起こさなかったずいう発芋がある。このこずは、αサブナニット䜎効果の郚分アゎニストが慢性的な臚床䜿甚をしおも耐性が぀きにくい可胜性がある。

    重芁な問題は、ベンゟゞアれピン耐性圢成をどのように枛らすこずができるかずいうこずだ。興味深い提案がある。それは、個人が勝手にその頻床を決めおしたえる頓服䜿甚ではなく、プラセボを含めたさたざたなベンゟゞアれピン投䞎スケゞュヌルを䜜成する、ずいうものである。これであれば継続的な臚床効果をもたらすしもちろん適応症による、プラセボ効果に利甚できる。たた、耐性圢成を枛らせる可胜性ずしお、サブタむプ遞択的GABAA受容䜓PAMに関する有望な文献が珟圚ある。我々がレビュヌしたずころ、α2/α3サブタむプ遞択的化合物は耐性たたは離脱症状を匕き起こさないようである。ただし、根本的なメカニズムα1ぞの有効性䜎䞋、それ故に党䜓的な有効性の䜎䞋は䞍明である。たた、α1-およびα5-遞択的GABA䜜動性ポゞティブアロステリックモゞュレヌタヌも耐性が぀かないず蚀えるか珟圚䞍明だが、遞択的そしおしばしば䜎効力化合物に起因した広範囲で非特異的な耐性圢成はずりあえずなさそうである。

    結論。ベンゟゞアれピン慢性治療埌の耐性圢成は耇雑なプロセスであり、耇数のプロセスが同時に䜜甚し、効果ず薬剀に応じたさたざたな耐性圢成率ずなっおいる。ベンゟゞアれピン郚䜍に䜜甚するサブタむプ遞択的化合物が、叀兞的なベンゟゞアれピンに匹敵するレベルの耐性を匕き起こすずいう確たる゚ビデンスはない。もしそうなら、サブタむプ遞択的化合物が臚床においお耐性を匕き起こす可胜性は䜎くなるかもしれず、叀兞的なベンゟゞアれピンよりも臚床的に有意な改善ずなるず思われる。

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    翻蚳、蚳泚ベンゟゞアれピン情報センタヌ 管理人


    著者Christiaan Vinkers
    Christiaan Vinkers

    Dr. Christiaan Vinkers, MD, PhD
    アムステルダム自由倧孊医療センタヌ粟神科、解剖孊科、神経科 准教授。GGZ inGeest粟神病院の粟神科医。䞻な研究はストレス脆匱性ず回埩に぀いお。
    ナトレヒト倧孊で薬孊2005、法埋2009、医孊2009を孊び、 2009幎に神経生物孊的研究ずGABAシステムに関する博士論文を修了。
    その埌、粟神科医になるため臚床研修を開始、粟神障害のリスクず回埩力、GABAシステムに関する臚床研究を続ける。2014幎、ルドルフマグヌス脳センタヌの粟神科医および研究員。2018幎よりアムステルダム自由倧孊医療センタヌ粟神科ずGGZinGeestt粟神病院にお研究員および粟神科医。
    䞻な研究目的は、GABAシステムにフォヌカスした、゚ピゞェネティック、神経内分泌、脳回路、における察ストレス回埩ず脆匱性の神経生物孊的背景の調査。

    倖傷性ストレス、特に幌少期におけるそれは、双極性障害、心的倖傷埌ストレス障害PTSD、倧う぀病性障害、統合倱調症などほずんどの粟神障害の危険因子である。さらに、ストレスは脳の構造ず機胜に持続的な圱響を及がす。しかし、トラりマ暎露埌の結果にはかなりの個人差が芋られる。䜕十幎もの研究にもかかわらず、誰が危機的であるか、あるいは回埩するかを予枬するこずはできおいない。目暙はストレス感受性の神経生物孊的根拠の远及。

    研究のスポンサヌには、オランダ科孊研究機構NWO、VENI、ZonMW、ブレむンセンタヌルドルフマグナス、NARSAD、オランダ脳財団、および神経科孊認知ナトレヒトの助成金、がある。

    Psychiatry Amsterdamより翻蚳