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    カサンドラの遺書「メディカルメッセージ」

    原文:MEDICAL MESSAGE

    著者:

    故カサンドラ・ナーバーグ Cassandra Narburgh

    投稿:Aug 27, 2018

    カサンドラ・ナーバーグ(Cass Narburgh)というアメリカ人女性が処方量内ベンゾによってベンゾジアゼピン離脱症状に陥り、1年半耐えたものの2018年8月23日木曜日に自殺しました。彼女は2つの遺書、「メディカルメッセージ」と「友人へのメッセージ」を残しました。 (管理人注記:この記事は「メディカルメッセージ」を翻訳したものとなっております。「友人へのメッセージ」はこちら

    以下本文
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    ベンゾジアゼピン離脱症候群とは何か?研究、教育、予防のためにベンゾジアゼピンとの私の病歴および症状リストを残します。
     
    わたしはいわゆるベンゾジアゼピン離脱症候群(BWS, Benzodiazepine Withdrawal Syndrome) で苦しんでいます。しかしこれは“離脱症状”ではなくてむしろ、ベンゾ処方薬による“脳傷害”です。わたしはこの薬をドクターの指示通りに服薬し、決して乱用したわけでもなく(never abused it)、またリスクについてまったく説明されておりませんでした。時間の経過とともに、ベンゾジアゼピン薬(ベンゾ)は脳のあらゆる部分にわたってGABA受容体にダメージを与え、脳と身体のすべての系統に傷害を与えました。GABA受容体とGABAの働きは脳と身体のブレーキに相当します。それは身体の神経系統にスロー、またはストップをかける作用をコントロールします。一方でグルタミン酸受容体とグルタミン酸は神経系統を賦活化させるアクセルになります。なのでGABAの働きが止まると、ブレーキのないクルマと同じになりその状態でバランスをとることは難しく、すべての身体パーツ、すべての神経系、すべての内臓系が機能不全になってしまいます。
    私に関してはこの脳傷害によって影響の受けなかった部分はひとつもありませんでした。正直な話、心不全や呼吸停止、その他生命維持にかかわる重要な機能がいままで停止しなかったことに、むしろ驚いているくらいです。脳はすべてをコントロールします。歩く、タイピングする、読み書き思考。感覚情報の関知とその解釈、心拍、呼吸、消化。そして感情、気分、感情的反応、すべてです。“精神的症状”は身体を包むエーテルのようなものではなくて、それは脳内の物理的反応そのもの。脳が傷害を受ければ脳がコントロールしているすべての機能が傷害を受けるということになります。したがってこの薬が影響を与えたと思われる事象はさらに増幅されダメージを与え、それは他の身体システムにも影響を及ぼす。この脳損傷からの平均回復時間は6〜18ヶ月。でも、回復までは数年かかる場合も多くあり、恒久的な損傷状態になることもあります。
    科学者のみなさん!。“ベンゾジアゼピン離脱症候群”よりも適切な用語を使ってほしい。ドクターは“離脱”と聞くとどうしてもドラッグを止める際の身体的依存を克服する際の短期間の苦痛だけを想像します。これは適切ではありません。ベンゾによる永続的な苦痛はあきらかに“脳傷害(brain injury)”です。ベンゾ被害者のコミュニティですらアディクション(addiction、依存症)という間違った言葉を使用する人がいて、それも医療界に正しく伝わっていない原因のひとつです。ベンゾによる影響がなんなのか、平易な言葉で表現すべきです。すなわち脳傷害(brain injury)。どうかさらなる調査を。そしてベンゾ被害を食い止める唯一の方法は、医師がベンゾの処方方法を変えるか、いっそ完全に処方禁止にしてしまうべきだという社会への警告、それしかありません。
     
    ベンゾジアゼピン離脱症候群の重症度はさまざま。ここではベンゾジアゼピン離脱症候群をより深刻にし、長引かせ、脳傷害をさらに酷くする要因を列挙します。

    • 服薬期間 ― 製薬会社によるとベンゾは2週間以上連用してはいけないことになっています。しかしわたしの主治医は6年もの間処方し続けました。なんの注意も無しにです。もし体調の悪さが服用中のベンゾのせいではないか?と自分で疑問を持たなかったら、ずっと服用し続けたと思います。
    • 離脱症状再起(Multiple Withdrawal) 脳が回復する前に急断薬したり、その結果症状に耐えられず再服薬することを何度も繰り返してしまいますと、いわゆるキンドリング状態になります。そうすると、脳傷害はさらに酷くなり、回復期間を長引かせ、症状もますます酷くなります。2週間以内の短期間使用ならほとんど離脱を経験しないで済みますが、例外的にほんの2週間の服用でもベンゾジアゼピン離脱症候群に陥ってしまう人はいます。
    • 大量服用・多剤服用 ― わたしは2剤。アルプラゾラム(ソラナックス・コンスタン)とクロナゼパム(リボトリール・ランドセン)の2剤を服用していました。
    • 他の精神薬の服薬と断薬 ― 他剤も脳の化学的作用を変えますから、それらを服用していて中止してしまうと、そこからの回復にリソースが取られ、ベンゾ損傷からの回復力がそがれてしまいます。個人的な意見ですが、ベンゾの離脱中に他剤を服用する、また、もし他剤を服用しているならその変更はしないことです。精神薬だけじゃなくて、ホルモン剤、ニコチンもです。これはわたし自身だけの体験ではありません。ベンゾジアゼピン離脱症候群に苦しんだ多くの先輩達の経験から学んだことです。
    • 飲酒 ― ベンゾとアルコールは脳内の同じGABA受容体に作用します。ベンゾ服薬中にアルコールを飲むということはベンゾを大量服用し脳へのダメージを増幅するのと同じことになります。アルコールは一般的に運転中は禁忌としか教えられいませんが、もっともっと危険なもののひとつです。
    • 急減薬/一気断薬 ― わたしがベンゾを止める時、ドクターは誰もが「すぐやめていい」「2〜3週間かけて減薬すればいい」と指示したました。それは完全に急減薬と同じこと!非常に危険で、致命的な発作を起こす可能性もあります。ベンゾの専門医と呼べるドクター達はアシュトン法にしたがって長い期間をかけてゆっくり減薬し、脳が回復する時間を充分与えるやり方を推奨しています。ヘザーアシュトン博士は最も有名な専門家で、アシュトンマニュアルはオンラインで読むことができます。

    わたしは医療のサポートを求めて、脳の回復、健康を取り戻すこと、少なくともこの拷問のような症状が少しでもマシな状態になるよう努力しました。すべての努力は水の泡でした。わたしが学んだこと、それは悲しくも医師たちからはなんのサポートも得られないという事実。医者がわたしに施した処方でこういった結果になったのに、なんら謝辞もサポートも得られない。残酷なんて言葉では言い尽くせません。あらゆる医師はベンゾのことについてまったく知らず、学ぼうともせず、詳しい専門家を紹介することもできず、ただわたしの多くの症状のいくつかについて関係ない病名を挙げるか、最終的にはまったく聞く耳を持ちませんでした。

    現在テーパリング減薬を指導できるどころかベンゾジアゼピン離脱症候群であると診断できる医者はほとんどいません。ベンゾによる脳傷害とそれがもたらした副次的な他の傷害に対処できるよう情報をもっている医者はまったくいなんです。このベンゾ被害で助けを求めることは、ストリートで大声でヘルプ!と叫んでも誰もが知らん顔で通り過ぎるような悪夢を見ているようなものでした。この苦しみを訴える人々はみんな誤診され、自分になにが起きているか、医師からはなにも知らされません。だから数え切れないほどの人々がベンゾによる脳傷害がもたらすこの拷問から逃れるため自殺する。そしてそれら数え切れないほどの自殺者はそのまま数えられない❝ただの自殺者❞になる。だって誰もそれがベンゾジアゼピン離脱症候群だとは気づいてないんですから。この脳傷害の治療法はなく、誰もそれを解明しようともしません。わたしの自死がベンゾジアゼピン離脱症候群によるものだ、という事実。それを人々に知らしめることがわたしにとって最終的な目的です。わたしの自死によって。なにかが変わればいい。ベンゾジアゼピン誘発性脳傷害がもっと世間に知られてほしい。
    ベンゾジアゼピン離脱症候群の想像を絶する苦しみを理解すること、そしてこの脳傷害を最初にもたらしたのが医療界そのものだなんて、みなさんは理解できないかも知れません。それらについてすごくいい例になる映画を見つけました。“Bain On Fire”という映画でノンフィクションです。この映画では主人公はベンゾジアゼピン離脱症候群ではないけれど、別の病気でわたしたちと同じような症状になり、医者に匙を投げられてしまいます。注意深く問診することも学ぶことも調査することもなく、メンタルの問題、で片付けられてしまいます。わたしたちの状況ととても良く似ています。

    わたしのベンゾジアゼピン服薬歴
    わたしは6年もの間、ベンゾを服用するように指示されました。最初は1日に4mgのクロノピン(クロナゼパム、リボトリール、ランドセン)です。その後、いろいろな用量にされました。おおまかに言えば1~4mgのクロノピンに1~3mgのザナックス(ソラナックス、アルプラゾラム)です。そして何度もベンゾを断薬しましたが、そのやり方は脳の回復に充分に合わせる方法ではなかったのでいわゆるキンドリング状態になりました。断薬しては何度も恐ろしいベンゾジアゼピン離脱症候群に襲われました。わたしは自分になにが起きているか、またドクターからも何も教えてもらっていなかったので、断薬して厳しい離脱症状に襲われるたびにベンゾを再服用しなければならないのは自明の理でした(けして耐えられるものではありませんから)。数年後、ベンゾを再服薬してもついに効果がなくなりました。耐性がつき、服薬しようがしまいが常に離脱症状に苦しむ状況になったのです。最後に断薬したときはもはや完全に衰弱していました。断薬の際は、常にドクターの指示は「すぐにやめていい」か「数週間で減薬していい」といったような急減薬でしたそれはとても危険な指示です!脳を破壊します。どうか、アシュトン法を学んで正しいベンゾの減薬方法を学んでいただきたいと思います。

    離脱症状リスト
    (正確にわたしが経験した症状をここに残します。でも、一気に襲いかかる多くの症状に圧倒され、すべては書ききれていません)

    • 頭、目、耳の内圧が凄い。脳が膨張し内側から頭蓋骨を圧迫するような痛み、極度の頭痛が頻繁。
    • 口、歯、顎の痛み。自分で食いしばりをコントロールできない
    • 喉が腫れ嚥下困難。ヒステリー球。
    • 胃酸逆流、消化不良、悪心、痛み、痙攣。食欲と貪欲を行ったり来たり。突然アレルギーになったかのようなあらゆる食料への拒絶反応。膨張した石のように硬いお腹。痛みを伴うしゃっくり。
    • 腸 - 痛み、けいれん、常におならおよび下痢がつづく。頻繁な排便、頻尿、鋭くて尋常ではない腹部の痛み、腸の制御の喪失。
    • 筋肉の痙攣、痛み、こわばり、衰弱、震え、振戦、電気が走ったような感覚、ランダムに発生する鋭い痛み。ベンゾジアゼピン離脱症候群の最初の数ヶ月で筋肉量は急速に減少した。
    • 体温を調節できない。突然の寒さと暑さ。耐暑不耐性。私は暑いのが好きでしたが今は70°F以上(約21℃)は耐えられません。寒い時期ですら暑い。
    • あらゆるエクササイズはベンゾジアゼピン離脱症候群のために不可能
    • 不整脈、動悸。
    • 完全に静止していても起きる目眩。荒れた海上にいるような感覚。
    • 平衡感覚の欠如(転倒してばかり)。
    • 全身の疲労感
    • インフルエンザ様症状。くしゃみ、咳、ドライアイ、発熱、鬱血、副鼻腔の痛みと圧迫、かゆみ、発疹、頭痛、咽頭痛など。
    • *低温性湿疹乾癬。 ベンゾジアゼピン離脱症候群の前は軽度で年に数回のみ。今は毎日かつ重症です。
    • *生殖器ヘルペス。ベンゾジアゼピン離脱症候群の前は軽度で年に数回のみ。今は毎日かつ重症です。
    • 皮膚―にきび、発疹、おかしな皮膚表面の変化、ときには薄くて紙のように、またそきには荒い革のようになる。弾力の喪失。油っぽくなったり非常に乾燥したり。身体のあらゆる箇所、もしくは特定の場所が痒くなりそれが何週間もつづく。皮膚の上や内部を虫が這うような感覚。電気が走る感覚。時々火で焼かれたような感覚。シャワーを浴びると皮膚が燃えるように痛み、突然明るい赤い斑点が現れそれらはとても痒い。脱毛。ピンや針で刺されるような痛み。まるで神経がオーバーロードしたかのような、ヤスリか割れたガラスでこすられるような痛み。身体中の皮膚が荒れている。とくにひどいのは足、手、性器、頭皮。ひどい発汗(とくに汗かきではありませんでした)。太陽に耐えられない。太陽にさらされるとすべての症状がより酷くなります。
    • 身体的な老化。あまりに多すぎてここには書ききれません。
    • 関節―痛みと炎症。粉砕されているような感覚。固くなり動かすのは困難。
    • 首―痛み。頚椎が首のこぶ(neck hump)に沿って不規則に肥大した。
    • 内分泌系の問題―HPA(視床下部、下垂体、副腎)軸の調節不全。HRT(ホルモン補充療法)を施しても安定せず。ベンゾジアゼピン離脱症候群に苦しむ多くの人々は実際にはそれが離脱症状にも関わらず閉経やホルモンバランスの異常によるものだと誤診断されています。わたしの場合は更年期傷害と甲状腺機能低下症と診断されました。ベンゾジアゼピン離脱症候群の影響を考慮せずにこれらの問題に対処すると、より多くの問題が生じさらに離脱症状を悪化させます。代謝機能は重度の影響を受けました。断薬後、数ヶ月で30ポンド(約14kg)増加。多くの被害者は逆に体重減少します。これは、わたしの場合ベンゾ断薬後すぐにセロクエルもやめ、ホルモン補充療法を始めたからだと思います。胸の痛みは常に、時折性器の痛み。性欲の喪失。
    • 制御不能なアドレナリン放出―非常に小さな刺激や音、動きに対してアドレナリンが急増する。あまりにも極端で制御不能な反応。例えば遠くのクルマのドアが閉まった音を聞いただけで熊に襲われたように感じます。
    • 不眠―眠れない、もしくは眠り続けている。寝る時間は常に変わります。悪夢。突然のアドレナリンラッシュで目が覚める。時には眠気に圧倒され起きていられなくなることもある。
    • 血液検査によるとわたしの身体は鉄分を処理できていないことがわかりました。このような問題を過去に抱えたことはなく、2回の遺伝子検査でもヘモクロマトーシスは陰性でした。ドクターは当然のことながら困惑し理解できませんでしたが、もちろんこれはベンゾジアゼピン離脱症候群によるものだとわかります。
    • 神経―神経を通じて電気が通電するような感覚。ランダムに鋭く激しい痛みが走る。
    • 感覚過敏―ちいさな刺激でも身体的精神的に異常に過敏である。
    • 聴覚―絶え間ない耳鳴り。雑音。音が聴こえても脳がそれを間違って解釈するのかまったく違うもののように聞こえる。静かな音でさえうるさく圧倒されアドレナリンラッシュが起きる。大きな音だとなすすべなし。ときに無いはずの音も聞こえる。普段なら静かな心地よい音楽ですらやかましく不快に感じる。
    • 視覚―視力は急激に低下。テキストの線は波打ち歪み傾き読めたものではない。目の痛み、高い眼圧、極端に潤ったり乾いたりする。燃えるような痛み。ときに文章が外国語のように見える。薄暗いライトですら眩しい、
    • 味―完全に失った。ときに戻ってきても間違った味で腐ったものを食べている時もある。
    • 匂い―マイルドな匂いでもアレルギー反応を起こしたように頭痛がする。なにもないのに匂いがすることがある。よく知っている匂いでも歪んだ匂い。ある日自分の汗がタイヤの燃える匂いがした。マンゴーの匂いはよく覚えているけど、腐った死体のような匂いがした。
    • 触覚―すべての神経がオーバーロードしたかのように、ちょっとした皮膚へのタッチがサンドペーパーかガラスの破片でこすられるように感じる。例えば柔らかい衣服のそれでさえ強烈なサンドペーパーです。
    • 呼吸は大仕事です。充分な酸素を取り込めない。時々身体が勝手に深呼吸をしようとする。わたしの意図ではなく。そんなときはそれが止まるまで集中してなければならない。非常に疲れる。
    • ビタミン、サプリメント、医薬品が飲めない。たとえわずかな投与量であっても症状の激しい激化、逆説的反応、精神的疾患症状をもたらしました。唯一大丈夫だったのはイブプロフェン。他、以下のものを試しましたがすべて離脱症状を悪化させました。ビタミンD、セロクエル、ヒドロキシジン、ウェルブトリン、プロゲステロン、テストステロン、ロストリン1/10、ジェイゾロフト、プロバイオティクス、マリファナ、CBDオイル、レボチロキシン。ベンゾジアゼピン離脱症候群中に投薬を変更したり、他の状態(風邪に対して抗菌剤など)の対処のため投薬を追加するのは困難だと思います。離脱中には避けるべき多くの物質があります(管理人注:これらは添付文書や薬物相互作用交差検査システムには載っていない場合があります)。どうか勉強してください。
    • 長期記憶、短期記憶ともに記憶傷害(わたしがこの遺書を書くのに実は数ヶ月かかっています)。認知傷害。外的理由が何もないにも関わらず重度の不安。離人感とパニック障害(これは精神科にかかる前に人生で数度経験しましたが、いまは毎日です)。健康不安(これだけ多くの症状を抱えていて不安にならないわけがありませんね!)。楽しみも喜びも愛も感じることができない。急激な気分変調、怒り、パラノイア、絶望。外的理由がないにもかかわらず沸き起こる恐怖。孤独。混乱。泣き叫ぶことを制御できない。精神症状(視覚、聴覚、触覚的に感じる恐ろしい幻覚。現実感の喪失。妄想、パラノイア。これらは決して私にとって双極性障害の一部ではありませんでした。精神薬治療とベンゾジアゼピン離脱症候群の結果として起きたことを事実として列挙しています)。*うつ病(双極性障害の一部である症状ですが、ベンゾジアゼピン離脱症候群を経験する前にこの症状を経験したことはありません。)

    もし過去に戻ることができるならぜったいにすべての精神薬は飲みません。過去6年間ものあいだ、わたしの双極性傷害を治療する薬物療法に精通した医師を探してきましたが、誰一人として治療できず、さらに病状を悪くするか新しい症状を発症するだけでした。そして最後はベンゾで脳傷害にさせられてしまいました。薬物療法で100%精神疾患が治るとは信じないでください。わたし自身がなによりの証拠です。
    ベンゾは精神疾患だけに処方されるわけではありません。アルコール依存、不眠、発作、筋弛緩、様々の症状でキャンディのように処方されています。だから(精神科医だけでなく)すべての医者がベンゾによる現在の、そして未来の被害者を食い止めるためにベンゾについて学ぶべきです。

    参考になる情報ソース
    BIC - ベンゾジアゼピンインフォメーション協議会
    ベンゾバディ
    アシュトンマニュアル
    ベンゾジアゼピン離脱症候群の5つの真実

    (翻訳&注釈:ベンゾジアゼピン情報センター 管理人


    著者:故カサンドラ・ナーバーグ Cassandra Narburgh
    故カサンドラ・ナーバーグ Cassandra Narburgh

    ニューヨーク北部出身、北カリフォルニアやコロラドに居住。 オンラインゲーム特にRPGの大ファンであり、動物愛護者。 外出できる時はカラオケを楽しみAmon Tobinのファン。 科学的イラストレーションの学校に通いジェンダー平等、人種平等、などあらゆる平等を強く支持していた。(訳注:カサンドラは双極性障害治療中に処方量ベンゾジアゼピン離脱症候群を発症し、医師の指導のもと急減薬と再服薬を繰り返したことによりキンドリングに陥った。壮絶な離脱症状に1年半耐えたものの2018年8月23日木曜日に自死)